2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

理解

僕はどうも人を理解するのが苦手。 大体のあたりはつくけど、定型化してしまうし、 その人の話を聞いても、どうしてそう思うのかとか、 何が原因なのだろうと考えてしまって、 その人の持つ感情・・・たとえば嬉しい楽しいといった、 相手が本当に欲している…

物理的距離

想像を絶するほどに、物理的距離は物事を左右するらしい。 いままで軽視してきたし、関係がないとは思ってきたけど、 二回も似たようなことがあると(それが全てではないにしても) やはり、距離の断絶の威力を感じざるを得ない。 心理学における距離と関係…

夏の夜、蛾

市来さんはいまものすごく死にたい気分の中で日記を書いてます。 五年後の僕、いま、君はどんな気分かな? 願わくば、幸せでいて欲しいよ。 そんな気分は、今までの23年間でそうそう味わってこなかったけどね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

「あー、死にたいなぁ」 「死なないくせに?w」 「まあね。八つ当たりしていい?」 「それを許すほど僕らは仲良くないだろう」 「たしかし。じゃあ、どうすればいいのだろうね。 ほら、過剰なストレスは精神に変調をきたすというだろう? 転勤もあるし、そ…

涙を拭かずに

「泣かないの?」 「泣かないさ、泣くのは後でいい。」 まだ立ち止まるときじゃない。 かみ締めて、みなとの別れ。 ここであった、ここでであった、全てのことと訣別する。 パートのおばさんがたから、それぞれに靴下とハンカチを貰って、 バイトとは握手を…

楽しいことなんて何もなくて、 辛いことばかりが押し寄せて、 大切なものはすぐになくなり、 悲しみばかりが僕を責めるよ。 僕はまた失敗して、 愛しい人を遠ざけ、 そしてそれを嘆く。 今日は感傷的だよ。ああ、くだらないなぁ、こんな感情はクダラナイ。本…

別れ

着実に別れは近づいている。 今日を最後に会えなくなる人も出てきた。 そしてそれは同時に始まりでもある。 終わって、始まる、新しい関係。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「この店、好きですか?」 「店は好きじゃな…

正しい休日の過ごし方

いい時間の使い方ですねといわれたので改めて考えてみる。 休日は何もしなくていい日なのではないだろうか。 だから、その中で何をするのかは人の自由で、 本当は人生に休日とか平日とかの区切りは無くて、 結局のところ、暇つぶしなのだろう。 とはいえ、現…

偶然の出会い

仕事を終えて、深夜家に帰ると着信があった。 「小動物って大丈夫?」 「ええ、まあ。大好きだし、可愛がりすぎて逆に駄目な人です」 「じゃあ、殺すのはOK?」 「深いですねぇ」 話に聞くとねずみが出たらしい。 「それより僕はのりぴーの看病のほうが大切…

朝目覚めると携帯に着信が。 「おはようございます」 「おはようございます、キミは道玄坂と小金井と府中、 どっち!?」 「・・・売り上げが一番高いのは?」 「道玄坂じゃないかな」 「じゃあ、そこ」 ・・こんなのりで決まりましたとさ。 ちなみにこれは…

対立・転勤

先輩が転勤になった。 そして、僕も転勤が仮決定した。 所在地はいまとあまり変わらない。 そんなわけで今日は仕事のはなし。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 先日、バイトが遅刻してきた。 最近、あまりにも遅刻す…

怪談、神社

神社はもともと清浄な土地に神様をお奉りする場合と、 その土地そのものや他の何かを鎮める為にお奉りする場合が ある。 そもそも神社の起源は、 磐座(いわくら)や神の住む場所である 禁足地(俗に神体山)などで行われた祭事の際に 臨時に建てた神籬(ひ…

怪談、海辺の鳥居

ある日、僕は友人と海水浴に出かけることになった。 夏場ということもあり、海はものすごい人で、楽しめる雰囲気ではなかった。 そこで僕と友人は旅館の人から近づいたらあかんよと いわれていた入り江に向かうことにした。 その入り江の周辺はあまりに流れ…

夢を見た。 「お前が殺せば、残されたものが殺すだろう。 殺し合いの連鎖を絶とうと自ら命を断てば、 後を追うものがいるだろう。それは生命の螺旋。 永遠に尽きることの無い運命。それでもお前は殺すのか?」 殺し合いの螺旋の中で、戦場の森を駆け巡る。 …