理解

僕はどうも人を理解するのが苦手。 大体のあたりはつくけど、定型化してしまうし、 その人の話を聞いても、どうしてそう思うのかとか、 何が原因なのだろうと考えてしまって、 その人の持つ感情・・・たとえば嬉しい楽しいといった、 相手が本当に欲している…

物理的距離

想像を絶するほどに、物理的距離は物事を左右するらしい。 いままで軽視してきたし、関係がないとは思ってきたけど、 二回も似たようなことがあると(それが全てではないにしても) やはり、距離の断絶の威力を感じざるを得ない。 心理学における距離と関係…

夏の夜、蛾

市来さんはいまものすごく死にたい気分の中で日記を書いてます。 五年後の僕、いま、君はどんな気分かな? 願わくば、幸せでいて欲しいよ。 そんな気分は、今までの23年間でそうそう味わってこなかったけどね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

「あー、死にたいなぁ」 「死なないくせに?w」 「まあね。八つ当たりしていい?」 「それを許すほど僕らは仲良くないだろう」 「たしかし。じゃあ、どうすればいいのだろうね。 ほら、過剰なストレスは精神に変調をきたすというだろう? 転勤もあるし、そ…

涙を拭かずに

「泣かないの?」 「泣かないさ、泣くのは後でいい。」 まだ立ち止まるときじゃない。 かみ締めて、みなとの別れ。 ここであった、ここでであった、全てのことと訣別する。 パートのおばさんがたから、それぞれに靴下とハンカチを貰って、 バイトとは握手を…

楽しいことなんて何もなくて、 辛いことばかりが押し寄せて、 大切なものはすぐになくなり、 悲しみばかりが僕を責めるよ。 僕はまた失敗して、 愛しい人を遠ざけ、 そしてそれを嘆く。 今日は感傷的だよ。ああ、くだらないなぁ、こんな感情はクダラナイ。本…

別れ

着実に別れは近づいている。 今日を最後に会えなくなる人も出てきた。 そしてそれは同時に始まりでもある。 終わって、始まる、新しい関係。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「この店、好きですか?」 「店は好きじゃな…

正しい休日の過ごし方

いい時間の使い方ですねといわれたので改めて考えてみる。 休日は何もしなくていい日なのではないだろうか。 だから、その中で何をするのかは人の自由で、 本当は人生に休日とか平日とかの区切りは無くて、 結局のところ、暇つぶしなのだろう。 とはいえ、現…

偶然の出会い

仕事を終えて、深夜家に帰ると着信があった。 「小動物って大丈夫?」 「ええ、まあ。大好きだし、可愛がりすぎて逆に駄目な人です」 「じゃあ、殺すのはOK?」 「深いですねぇ」 話に聞くとねずみが出たらしい。 「それより僕はのりぴーの看病のほうが大切…

朝目覚めると携帯に着信が。 「おはようございます」 「おはようございます、キミは道玄坂と小金井と府中、 どっち!?」 「・・・売り上げが一番高いのは?」 「道玄坂じゃないかな」 「じゃあ、そこ」 ・・こんなのりで決まりましたとさ。 ちなみにこれは…

対立・転勤

先輩が転勤になった。 そして、僕も転勤が仮決定した。 所在地はいまとあまり変わらない。 そんなわけで今日は仕事のはなし。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 先日、バイトが遅刻してきた。 最近、あまりにも遅刻す…

怪談、神社

神社はもともと清浄な土地に神様をお奉りする場合と、 その土地そのものや他の何かを鎮める為にお奉りする場合が ある。 そもそも神社の起源は、 磐座(いわくら)や神の住む場所である 禁足地(俗に神体山)などで行われた祭事の際に 臨時に建てた神籬(ひ…

怪談、海辺の鳥居

ある日、僕は友人と海水浴に出かけることになった。 夏場ということもあり、海はものすごい人で、楽しめる雰囲気ではなかった。 そこで僕と友人は旅館の人から近づいたらあかんよと いわれていた入り江に向かうことにした。 その入り江の周辺はあまりに流れ…

夢を見た。 「お前が殺せば、残されたものが殺すだろう。 殺し合いの連鎖を絶とうと自ら命を断てば、 後を追うものがいるだろう。それは生命の螺旋。 永遠に尽きることの無い運命。それでもお前は殺すのか?」 殺し合いの螺旋の中で、戦場の森を駆け巡る。 …

夏の怪談

登山口に小さな神社があったので、おみくじを引いてみた。 凶が出た。 意地になってもう一度引いてみた。 これもまた凶だった。 気味が悪くなったが、おみくじを投げ捨てて山に登ったのだという。 翌朝目を覚ましてみると、テントのロープに何かが三つ結わえ…

いま、豚肉を煮ているわけだけど、最近、料理にはまっている。 自分の食べたいものを好きなだけ食べれるって素敵だなぁ。 魚とか貝とかさ。店で売ってる加工済みの商品は、 この量でこの値段!と驚かされてしまう。 そこに、人件費とか運輸費とか変動費、固…

夏風邪

待ってるよ、メリッサ。 ところで夏風邪は愚か者の象徴であると思う。 そういえば、去年のこの時期もにたような理由で風邪を引いていたな。 つまり、僕は愚か者だ。愚か者は愚か者らしく、賢者のはやしたてる 道理というものをせせら笑おう。 理路整然と世界…

風邪

二日酔いだと思っていたら、普通に風邪でした。 あれはいいものだ・・・と意味不明なことを口走るほどには、 脳内温度が発熱しているだろう。 たんぱく質が変質して、いい感じにらりって来るのも時間の問題。 怖くて体温はかれないのさ。計ったら、自覚しち…

悪酔い

今日は神に不誠実を働いてしまった。ごめんなさい。 昨日の仕事明けにはじめて、 みなで飲みに行って焼酎を一本一人であけてしまった。 おかげで酒が抜けない。あれは毒ですね。 もう二度と、あの銘柄を飲むことは無いでしょう。 他の銘柄でここまで悪酔いし…

「…闇雲に撃ちまくった愛の言葉も、いまではどこにもかすりもせずに♪」 「相変わらず、引きずってるのか?」 「違うよ。ふとしたきっかけに思い出すだけだよ」 「それを引きずってるって言うんだろ」 「かもね。僕は名前をつけて保存をする人だから。上書き…

味覚

味覚、化学感覚器官。 もともとは有害と無害を判別するものだったのだけど、 いつの間にか飽食に彩られている。 ものの本によると、美味しいものは身体が欲しているものだという。 だとするならば、好きなものを好きなだけ食べていればいいのか? とそういう…

響く音

僕達の身体は楽器だ。 声は身体にある空洞を振動させて発せられるもので、 それはまるでギターなどの弦楽器のような働きをしている。 だから、声というのはその人の特徴を示している。 まず、男性と女性の声、少年と老体の声、太った人と瘠せた人の声、 それ…

感触

感触というのは意外と大事なものだと思う。 例えば、神無さんの毛並みも、その日の健康状態によって違ったりする。 食肉の善し悪しを計るのにも触った感触だしね。 そしてなにより、感触で重要なものは力加減であると思う。 例えば、ゴム手袋をした状態で卵…

匂い

匂いは古皮質の大脳辺縁系、本能的な行動や、反射的な行動、記憶に関連する。 いわゆる科学感覚受容器官に関連するが故に、 視覚や聴覚のように再現、伝達するのは難しい。 科学物質の調合を完全に再現しなくてはいけないからだ。 また、特定の匂いから古い…

見た目

今日から5日間、五感に関連するあれこれを書いてみようと思う。 途中で挫折しそうだけど。 いつもの、不可知な話とか、見えるものと見えないものとか、 認識の範疇の話ですらなくもっと日常的な、そんな話。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

不愉快

今日は不愉快なことがあった。 マナー最低の車が纏わりついて鬱陶しい。 左から右に寄せてきたり、前からあおってきたり、 前にでて、急ブレーキをかけてきたり、本気で鬱陶しい。 赤信号で、車から降りてきて、文句を言ってきたから。 「どうしました?事故…

いつだかのTVで青木さやかが恋に落ちる三つのingといっていた。 なんだっけ?タイミング、フィーリング、ハプニングだっけ? ははん、確かに心理学的恋の解釈の三要素にでてきそうだが、 この世界にはそんなものは腐るほどあるわけで、 一概には言えないの…

食事

食べることが苦痛になってきた。 医食同源とは言うけれど、それは同時に身体を冒す毒となる。 いいや、そういうふうに毒になるものばかりを選んでいるのだろう。 良薬口に苦しとはよく言うけれど、美味しいものは毒なのだと思う。 味覚は麻痺し、胃には負担…

アルコール

ここ連日アルコールの摂取分とお供が多かったので太った。 当社比2kgぐらいか?あまりいい傾向ではない。 前日も何を思ったかセブンイレブンでいいちこをかってあけて、 次の日も月の雫でなんか食べて(そういえば飲まなかったような) 翌日も普段よりも調…

大阪に行ったのに、京都での滞在のほうが遥に長かった市来です。 人に会いに行って、一日、付き合ってくれてありがとう。 恩には礼を持って返さないとね。本当に。 今回の旅行に行って思ったのは、自分は随分と変わったこと。 例えば、かつての自分は誰かに…