卒業おめでとう

さて、今日は卒業式だったようだね。おめでとう。祝福を。
あのころ一回生だったあの子等ももう3回とかになるのか、はやいね。
友人のブログにAPU登山の話が書いてあって、少し思い出した。
山を登ったり下ったり結構したなぁ。っていうか、3回生からはほぼ毎日だよね。
あそこからみる別府湾が好きだった。
嫌なことも忘れられたし、なによりも綺麗だったから。心の洗濯というのかな。
在学中の学生は是非、ゴミ集積場の細道からマルショクヘたどり着いて欲しい。
あの断崖絶壁にある橋では、谷間風が山頂から海へと吹いていく。
かつて、風の谷プロジェクトと風力発電しようとしたところだ。
風を全身に受けて少し進むとゴミ集積場がある。そこの細道へ入ってみよう。
すると沼地と民家が現れて、道が一旦途切れる。
それでもトトロに出てくるような木漏れ日の道を進むと、一面の田畑が広がる。
なだらかな坂道はやわらかな風を運んでほてった頬から熱を奪っていく。
空は一面に広がって、世界に自分しかいないような気分に陥る。
田畑を抜けると別府湾を望む町並みが、どこかの港町のよう。
太陽の光を海が反射させてきらきらと光る。そして、階段を下るといつもの日常。
いまも思い出す。春の日に咲く花々を、夏に吹くあの風も、
秋には木々が紅く染まり、冬は一面の白。時に霧が出て、ちょっとした幻想を。
雨の上がりには虹の環をみる。わき道にある階段を昇っては少しの冒険を。
新しい道には、新しい発見があって、いつもどきどきしていた。
子供の頃に戻ったような、まさしく冒険だったように思う。
それは僕の大学時代もあらわす。あの山で彩られていた。
また、行きたいなぁ。