夜は明ける。
星が回る限り、必ず夜は明ける。
時間が進むのと同じ方向に、夜は明け、朝がやってくる。
遠くから俯瞰すれば、24時間後にたまたま光が地上に当たるだけだというのに。
だが、僕はそんな視点で世界を見ることは出来ないし、宇宙から星を見たことがない。
だからこれは一日の延長でも、今日と同じ日でもなく、新しい日なのだろう。
朝日が部屋を照らす。目が醒める。昨日と違う自分。昨日と違う世界。
さあ、今日も歩こう。