変態革命

今日、僕に革命がおきました。
大学の友人Iさんと食事した後、いつものスタバで珈琲を啜っていると彼女は言った。
「なんか、イチキ君の好きそうな人って病院にいそうだね」
「!?」
素晴らしい、素晴らしいぞ。スバラシスギル!その発想は全くなかった。
全く持って既知外の範囲だ!想像を遥かに超える超現実だ!
僕は様々な属性を持っているが、ナース属性を持っていなかったので、
病院という夢スポットはノーマークだった。(微妙に女医属性はあるが。)
一瞬、気が遠くなりそうなほどの妄想が頭を駆け巡る。
眼鏡で、黒髪で、化粧っけがなくて、本を読んでいて、瘠せていて、伏目がちな、
薄幸の美少女がそこにはいそうではないか!しかも、気だるい感じな地味な子が!
脳内でファンファーレが鳴り響く。俺は人間をやめるぞ、じょじょー!
「いいね。最高だね。堪らないね。ありがとう、その発想をありがとう。
いま僕の中の欲望たちからコンセンサスを得た。ああ、ときめいてしまうよ。
凄いね、ヤヴァイね、ゴッドだね。いっつそーぱーふぇくとわーるどだね♪
僕の好みを全て体現してくれそうな女の子がいそうだね。
もうそれは顕在すると表現してもいいね。ゴッデス!!」
僕は一瞬、本気で仕事をやめて看護士免許を取ろうかと思った。
ヤヴァイね、奇跡的だね。図書館以上の楽園があろうとは夢にも思わなかった。
新たに病人属性が加わってしまいそうだ。
思えば、僕は軽く精神病的気質をもつ女性が好きだ。
そんな彼女達を支えることが夢だ。時には同じ病を抱えてもいいと思っている。
いるじゃないか、病院に!全く、なんでいままで気付かなかったのだろうね。
そわそわしてきてしまったジャマイカ。ああ、どきどきする。
こんな鼓動は、あれを立ち読みして以来ではないだろうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日、店行って書類を書き、髪切って、風呂はいって、靴替えて、遅刻しました。
ごめんなさい。表参道ヒルズで待ち合わせして、速攻で新宿へ。
表参道にいた意味ないしね。そうしていつもの京王プラザホテルへ。
二人で食事をしながら色々な話をした。ぶっちゃけ話をできる女友達っていいね。
生活に潤いというか、安らぎというか、マイナス・イオンを感じる。
男だとなんか殺伐とした空気になるしな(言い過ぎか?)
自分も女だったらいいのになぁとか思ってしまう。
「そういえば、自分と二人でこうするの初めてじゃない?」
結構、長い付き合いなのに珍しい。「さあ、なんでだろう」
楽しい時間を過ごしました。また、どっか行きたいな。