無意味、無価値

そういえば、この日記はある特定の個人を対象に書かれていたもので、
その人の日記は既に削除されて、読まれることももうないのだろうと思うと、
この日記の存在意義に?が付く。とはいえ、一年近く続けていたもので、
言葉遊びが好きな僕は、本気で更新するのをやめてしまおうかとすら思った
この日記を続けることにする。言葉は全てを表すことが出来て、
代わりに言葉は全てを覆い隠すことができる。
また本質を捻じ曲げることすら可能なのだろうと思う。
だから、僕のこのよくわからない心や精神の在り方を
表し、隠し、変化させることも出来るのだと信じて、遊びを続けよう。
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さて、彼女のことを切り離す決心をしたわけだけど、
よくよく彼女とのことが描かれているのはどういうわけだと考える。
これらの彼女との馴れ初めを描くことで、客観し、比較し、分析し、
そして単純化する事で今の心理状況を変えようと試みているのかもしれない。
具象の抽象化は、心の負担を軽くすると思う。
笑い話などは、実際にその場に居たなら笑えないことが多い。
しかし、笑い話にする事で、どうでもいい可笑しな話として、
一笑に付することができるだろう?つまり、そういうこと。
未練を残してだらだらとしているわけではないのだよ、きっと。
まるで、屁理屈に聞こえるけどね。たとえ屁理屈でも。いいさ。
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「でも、実際、彼女と苑が戻せるなら、それもいいかと思うけど、
戻らなければそれはそれでいいかという本来の立ち位置に戻ったのだよ」
そう、元々、僕はそういう曖昧な立場が好きだ。
「へー、でも俺は彼女と縁を戻したいですけどね」と渡辺君。
相変わらず、男二人が別れた彼女の話をしている。
もしも・・・と過程の話ばかりをして、無意味に時間が過ぎていく。
夜の仕事は、実際に生産性は低いのだろう。眠い。