ユニクロ

昨日も休みで穏やかな日々が続いている。
最近、予算を下回っていた店舗の売り上げも予算を超えた。
忙しくなくなって、いろいろなことに余裕ができてきた。
うららかな午後の兆し。
いつもとは違う日。
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穏やかな日が続いているので、母親と味の素スタジアムロイホで昼食。
初めてきたかもしれない。
冷紅茶がない代わりに珈琲が充実していて、本を持ってきたくなった。
イベントがない限り人が少ないし、天井も高い。
ゆったり、まったり、まどろみながら本を読むのにはいいだろう。
適当に昼食をとった後、ユニクロに行って上着を買った。
いままできていたパーカーに似ている。
多分、十年後の自分に会っても、
今と同じ様な服をきているのだろうなという予感がある。
友人には他の色を着ろといわれるけど、
今日、白や青、赤を試着してみて気分が悪くなった。
やっぱり、僕は黒の色でないとだめな体質になっているのだろう。
ファッションに重要なのは色ではなく、スタイルであるように思う。
ファッションに触れたことない僕が言うのもなんだけどね。
そういえば彼女はおしゃれだったように思う。
母親からのお下がりだといっていたけど、その割には着こなしが上手だ。
きっと、顔とスタイルがよいからだろう。
うん、ユニクロの服を着ているモデルもかっこいいではないか。
つまり着る人によって、服も表情を変える。
いま、僕がすべきことは体型を変えて、いい身体つきになることだ。
それからでも遅くはない。
服は同じでも、着る人が違えば、個性が現れる。
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買物を済ませた後、深大寺にあるベンチでぼやっとイヌを眺めていた。
あの周辺でイヌを飼っている人達の溜まり場があって、
結構な数のイヌがじゃれあっている。30匹ぐらいだろうか。
それぞれが思い思いの行動をしていて楽しい。
ぼんやりとそういえば、戌年だし、彼女はイヌっぽかったなと思った。
全く関係がなく、関連性も皆無で、イヌという鍵の連想ゲームでしかない。
そうこうしているうちに夕日が落ちた。
君は夕日が落ちる瞬間を意識したことがあるだろうか?
地平線の彼方へ日が落ちると同時に、辺りは暗くなる。
本当に昼と夜との境を君は意識したことがあるだろうか?
僕はまだ5回しかその瞬間に気付いたことがない。
無意識のうちに人はいろいろなものを見逃しているという話。
もっと色々なことができたのだろうと思う。
全く違う人だったから。失って気付くもの、か。