独立栄養生物

僕は食べるのが好きです。
でも、世の中には食事をしないで生きている人がいるらしい。
そのメカニズムは謎なんですが、新陳代謝を抑制するのと、
体内の微生物や細菌が体内でのエネルギー循環を
可能にしているらしい。
生まれたときから、食を断っている人もいれば、
大人になってから、菜食主義、断食、経口摂取の禁止と
流れを汲む人もいます。
とても不思議。エネルギー保存の法則に反しています。
ガソリンがなければ車は走らないように、
人が動くにはそれなりのエネルギーを
ミトコンドリアが生成するわけで、供給がなければ、
いつしかエネルギー残高が0になるはずです。
ですが、昔から中国の仙人は呼吸法を用いて、
大気から気を体内に取り組む法であったり、
霞を食って生きていたわけですから、
あながち供給がないわけでもないようです。
そういえば、ミトコンドリアのエネルギー源は空気だっけ?
っていうことは、このカロリーもくそもなさそうな空気が、
エネルギーの元となっているわけですね。

最近、何も喰わなくても人は生きれるのではないかとか、
寝なくてもいいんでないとか、呼吸しなくてもいける!とか。
そんなことを思ったりもします。
でも、急にライフサイクルをかえるのは危険なので、
慣らしが重要です。
急に走るのが速くなったりしません。
瘠せてる少年が時間をかけてマッチョな大人になるには、
それなりの時間がかかるし、少年と大人からは
進化の過程が見えます。このふたつはもう違う生物です。
そう考えるなら、独立栄養生物も夢ではないかもしれません。

・・・アミノ酸を合成できる細菌が腸内で見つかったとか。
人間の身体もいろんな生物の群体でできているのです。
そこから考えると、独立してないのかも。