バタフライ・エフェクト

バタフライ・エフェクトとは
「ある場所で蝶がはばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる。」
初期条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差を生み出す、
という意味のカオス倫理の一つです。
つまり、初期値の、測定できないほどの小さな誤差によって、
のちのち、予測不能な劇的変化を受ける可能性のある数値です。
日本の諺にも「風が吹けば、桶屋が儲かる」があり、
個人的には通ずるものがあると思うのですよ。
相互連関、全は個にして、個は全なり。
こんなことは言われるまでもなく、公式に入力する数値が異なれば、
必然的に解は異なるわけで、出力される結果が違うのは当然です。
ここで注目したいのが公式の存在と、
時たま違う入力で同じ出力の事象です。
公式は世界一般に通じる法則性を表し、
真理探究の目標となっています。
時たま違う入力で同じ出力の事象は、
運命の一致といえるのではないか?
ちょっぴり、宗教的な、哲学的な思想に到達しそうな疑問です。
聖書に描かれる世界観、「神のみぞ知る」、人を超えた存在。

この後、カオス理論であるとか複雑系であるとかに派生します。
例えば、噴水の流れをコントロールするためには、
運動量、熱量、電気量…全てを計測し、予測すれば可能です。
でも、そんな計算は大変なので実際にはできません。
で、その複雑な動きの中に法則性を見つけようとしてるわけです。
例えば天気予報とかコンピューターで応用され、
予測に使われています。
予測、予言、予知…この世界の法則を知るには、
この世界を超えた存在しか、知り得ないのではないだろうか?

なんでこんな話になってるのかというと、この映画が公開されていて、
いま、すごい見たいからです。ああ、映画みたいなぁ。