それは単純に自己完結しているからなのだろう。
想像の外の世界に広げてまでどうこうしたい類のものではない。
欲望をかなえるよりも、我慢をすることのほうが遥に多い世界で、
何を望むというのだろう?まあ、でも僅かな願いにかけるのも悪くない。
昔はそんな考え方を下らないと蔑んでいたのにね。
僕は君が好きで、君が僕を好きでいてくれたら、それはどんなに幸福だろう?
そして同様に、いつか来る終わりに怯えながら生きるのはどんなに不幸だろう?
開き直るのではなく、悟るのでもなく、ただ受け止められたらいい。