さて、友人達がやたらと春の花見の話題をしているので、少し羨ましい。
花見してないなぁーとか思いつつも、花見を生涯でまだ一度していないことに気付く。
加えて、花実といってもやたらと日本各地には桜の木が植えられているので、
あんまりありがたみを感じないのは一体何故だろうか?
そも、花見をしている時間は5分程度のもので、外で飲み会という認識しかない。
次に行く機会があるならば、言葉遊びでもしたいものだね。
花を愛でながら詩を吟じるのもまた一興だろう。
NHKでたまにやっている言葉のボクシングのような形式も面白いかもしれない。
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通勤でかよう深大寺の参道は時間がゆったり流れていて、好き。
桜の花も程よく咲いている。深大寺の通りにバイトの実家である蕎麦屋があるので、
この機会に行ってみることにした。外でぼんやりと桜を眺めていると、
頃合に運ばれてくる天ぷらそば。手打ちのためか、太さが一本一本違うのも楽しい。
天ぷらは上げたてのため、出汁に浸かるだけでじゅーっと油のはじける音がする。
蕎麦の風味を殺さないためだろうか、胡麻油の香は弱めに設定されている。
一口啜る。うん、僕はやっぱり蕎麦は好きではないかもしれない。
関東風のそば・うどんは醤油が強いし、なんか苦手だ。
手早く食べ終わって、ずずーっと御茶をすすっては桜の風景を眺める。
時折通る恋人達や老夫婦を微笑みながら見やっては、何も考えず、
呼吸をするのも忘れるほどにゆったりとした時間が過ぎる。
優しい風が吹いて、桜は散り、湯飲みに入るとくるくると回転しながら沈み行く。
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深大寺温泉・ゆかりの近くに食べ放題の自然食料理店が開店したらしい。
深大寺温泉自体いったことがないから、この機会に行くのもいいだろう。
丘の湯も春の日には桜を眺めながら温泉に入れるしね。
今週末は、というか今週は一度も休めないから、再来週にはいけるといいな。