発泡日本酒

さて、発泡日本酒のことを友人に話したら早速ネットで購入したという。
御酒好きだね。というわけで僕も負けじと発注してみました。
月の桂・吃驚仰天という濁り酒で有名な月の桂の発泡日本酒。
どんな味なのか来週にならないとわからない。ああ、楽しみ。
酒飲みでもないし、御酒は好きではないけど新しい可能性を知るのが好き。
従来のものには革新性のあるものであればそれはすべからく素晴らしいもの。
この何とはなしに過ぎ去ってゆく人生を彩ってくれるから。
それらは味覚や嗅覚など脳の古い部分を刺激するものであることが多い。
新しい香りに食感と味、延長線上の終着点に未開拓の分野、野性に洗練。
今日もラムチョップに対してなんのコメントもしなかったら
「この子は絶対に美味しいとは言わない。」と母親に言われたけど、
それは単純に美味しくなかったからさ。
正確に言うと以前自分で作ったもののほうが美味しかっただけのこと。
最高のものと比較してしまうのが可笑しいのか、それとも御世辞が下手なのか。
・・・どうでもいいけど、母の作る料理は工夫が見られない。
いやいいのだけど、僕みたいに趣味で作ってるものとはわけが違うのだから。
でも、気合を入れて作ってみなよなと思う。
評価が欲しいなら、評価に見合うだけのものを作ってみなよね。といってみる。
母がたまにこの日記を読んでるらしいから大それたことをいえないけどね。
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感覚を呼び覚まされるほどの味覚にあうのは本当に人生に数回ほど。
何度も繰り返し完成させたプリン
(完成版レシピはまだ誰にも食べさせた事がない。飲み会のあれは手抜き)
初めて作ったオニオングラタンスープ
ブロックで焼いたラムチョップ
暇に任せて作ったビーフシチュー
酒と塩だけで火加減にこだわったハマグリの酒蒸し
(そういえばやたら火加減と配合にこだわるなー、凝り性なのかな?)
そして、食べ物ではないけどはじめてのキスとかね。
脳髄を刺激されるのはそういえば自分で作ったものばかりだなぁ。
なんでだろう?他人の作ったものはあんま好きじゃないかも。
なんかないかなぁ・・・トマトとか素材系ばかりだから料理ではないしな。
たらみのゼリーは少し違うような気もする。
ニュージーランドのフィッシュ&チップスとチーズサンドは上手かったけど
「!」という食べ物ってない。
もっと色々食べ歩かないとなぁ。日本の外食は刺激が少ない気がする。
舌に膜がはっている感じでぼんやりした味付けになっているのかな。
それとも僕の味覚が狂い始めてるのかも。
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ところで素材って大事だ。
調味料系もそうだし、本当に素材のいいと料理の出来も違う。
でも、いい素材はそのままが一番美味しい気もする。
料理の醍醐味は、なんてことのない材料を美味しく調理することだと思う。
いいものといいものを掛け合わせても個性が互いを殺しあってしまう。
突出したリーダーはひとりだけでいい。あとはアクセントとサポート。
足し算と引き算。人間関係も似たようなところがある。
今日は君が主役の日だよーって。