「・・・死んでしまいたい」そう呟いてみた。「死なないけどね・・・」付け加えた。
またこの時期がやってきた。波のようによせてはかえる感情の波が。
最近、感じていなかったからもう来ないかと思っていたけどね。
きっかけは、自分の獣性を思い出してしまったこと。
世界に怒り、社会に怒り、自分に怒る。「その程度で満足するな、ゴラァ!」
「もっと凄いことが出来るのに、なんでやんねぇんだよ、阿呆が!」
「下らないこといってねぇで、本音でぶつかれば納得すんだよ、この脳なしが!」
「現状に満足なんかするな、吐き気がする。こんなもんじゃねぇだろう!」
抑えていた感情が現れると、暴走する、あれ。僕は彼女が好きなんだ。
忘れていたらどんなにいいだろう。消えてしまえばどんなに楽だろう。
好きすぎて気分が悪い。そんなところも相変わらずだ。