悩殺

皆さんは悩殺されたことがありますか?
僕は恥ずかしながら3度ほど記憶にあります。
しかし、恥ずかしい言葉だな>悩殺
最初はけんたろーとナンジャタウンに行った時に、
探偵?ものの入り口に立っていた女の人に悩殺されました。
明治時代のようにはかまにブーツを被った、その女の子は、
猫の人形をもって「にゃんにゃん♪」と手招いていた。
そのとき、僕の眼は間違いなくハートマークになっていただろうと断言できる。
ふらふらと彼女に近づいていく僕をけんたろーは引き止めるぐらいには。
「だってー、だってー、呼んでるー」
「落ち着け!」彼は僕が彼女を襲うと思ったらしい。
ああ、めちゃくちゃ可愛かったように思う。
次は彼女とのことなので割愛。本当に悩殺されました。
眼鏡凄い似合ってた。理想の眼鏡っ娘だったな。
そして、今日、いつもいっているジムのカウンターのお姉さんが
サンタの格好してお出迎え。
「・・・!」ミニスカートのサンタさん(美人)は満面の笑顔。
恥ずかしいのか顔が仄かに紅潮している。
「なにかいいたげですね」と照れくさそうに聞いてくるので、
「その格好は眼に毒です。でも似合ってますよ」
久しぶりにどきどきしました。今日からこの格好をし続けるらしい。
毎日、通いたくなったじゃないか。
ところで、僕はコスチュームに弱いのだろうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
久しぶりに気分が悪いな。
自分の不甲斐なさに気分が悪くなる。
反吐が出る、反吐が出る、反吐が出る・・・本当に気分が悪い。
何に対して、こんなにも気分が悪くなっているのか、
ぼんやりとはしているけど、はっきりと認めたくないのだろう。
そのぼんやりとした原因だけで、自己嫌悪するし、嫌になる。
僕はこんなにも卑屈で、矮小で、愚かな人なのかと絶望する。
また同じことを繰り返すのか?この愚か者が。
苛立つ、不安で、苦しくて、誰かを傷つけてしまいそうになる。
いい加減にしろ。己が望みを以って、何を為し得ると言うのか?
そんなものは自己満足ですらない。そうわかっていても、止められない。
全てを自分だけで完結できたらどんなにいいだろう。
求める限り、何かを失いてしまうなら、なにも求めなければよい。
いまあるもので何故、満足できない?
この感情は不要だ。こんなものは要らない。
ああ、気分が悪い。この程度で、こんな下らない願いで、
こんなにも揺れてしまう自分を呪う。