箱根

なぜか、昨日の日記を更新していない。
なので二日分の出来事を書き加えようと思う。
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12月2日は本当に休みだったのだろうか?と思う。
12時に目が醒めて、会社の入金作業と両替をすると、その足で店へ出向く。
シフトを組むためなのだけど、水曜日に予定表を提出期限にもかかわらず、
相変わらず出さない子達が多い。まあ、いいのだけどね。
なんだか先生になった気分だよ。
しかし、その後5時まで提出してくれなかったので、僕の休みが潰れてしまった。
まあ、なんにも予定がなかったから良いのだけどね。
ところでその機会に店長と話をしてみたり、ブロック長とメールしたのだけど、
先輩社員が最近、だらけているのでは?という話題になった。
理由は僕がほとんどの仕事をやってしまって、任せっきりになってるからという。
いいのだけどね。でも、寂しくもある。
「そろそろ店長を目指すかい?」とブロック長に言われて、
店長試験に向けて勉強も始める。先輩社員を追い越してしまったのかもしれない。
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「教え方ってモノがあるじゃねえのかよ!?」と彼に言わしめたのも、
僕にとってそのバイトが最初の目標で、なにも教えなくてもなんでも出来ると
錯覚していたから。僕よりもできた彼。
最初の出会いについて思い返してみる。
「こいつは蕎麦屋の息子で、俺の右腕だ。こいつを追い越すように頑張れ」
あれからどれくらい進んでしまったのだろう。半年しか経っていないのに。
僕に色々なことを教えてくれた二人の先輩社員を職位で追い越して、
逆に教える立場になってしまっている。
僕の中では、あなたはまだ先輩であり目標なのですよ?
・・・寂しいな。本当に。
その前日に同僚が尋ねてきた。
「吃驚したよ。市来さんはもう主任なのだね。スター街道まっしぐらじゃん」
本当にそうなのかな?僕にはまだ足りないものばかりだよ。
あの占いを思い出す。
「あなたは虎。独り気高く、多くの人を引き付ける。山があればその山を目掛けて、
突き進む。ふと、周りを見るとあなたについてきてる人は誰もいなくなっている。
でも、あなたはそんなことを気にしない。山の頂から次の山が見えているから。
時折、寂しくなっても何処までも突き進む。」
・・・その先に何があるの?
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その日の夜、神谷さんとロイホでパフェを食べる。高いなぁ。
その後で、らーめん花月でyahooでやっていた13億人が選んだらーめん、
真骨頂を食べてみる。「順番的に可笑しくないですかね?」
そういいながらも、らーめんを注文してみる。
「ぶっちゃけ、どうですか?」と店員さんに聞いてみると、
「あんまでないっすね」と返された。
マー油に、たまり醤油、豚骨にもちもち麺・・・
僕には堪らない味だった。最近のはやりなのだろう、これら濃厚で
脂っこいらーめんは嫌いだ。あっさり薄味が好きな僕には合わない。
ものすごい化学調味料の味がするし、一口食べてカップ麺を思い出した。
・・・嫌いだ。
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その後、二人で読売ランドの丘の湯に浸かる。
先週も入った気がするがもの凄い錯覚だろう。
今回は蒸し風呂とサウナ、露天温泉を主に楽しむ。
その日はハリーポッターをTVでやっていたため、
いつもは野球中継なのだけど、サウナの中ではハリポタが展開される。
・・・裸の汗だく男が30人、熱気の中でじっとハリポタを見るこの画はシュールすぎる。
外の露天にある紅葉も紅く染まっていた。
「ところで、下側がまだまだ緑色で、上側が赤いのは温泉の熱のせいですかね?」
「だろうなぁ」
カロチロイドとアントシアン、寒さによって身を守るため、
葉を落とし、葉に残った葉緑体は寒さと栄養不足で死んでいく。
残ったカロチロイドが失われた緑色に変わって、紫や黄金色、紅色と、
その姿を現す。美しいものは隠れているもなんか、隠れているから美しいのか。
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風呂から上がって、ざる蕎麦を食べると神谷さんを家に送る。
帰り道、いつもしまっていたらーめん屋がやっていたので、
これも縁か・・・と食べてみる。さっきのらーめんよりも全然美味しい。
化学調味料だというらーめんは優しい味がした。
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夜になると珍しい人がメッセンジャーに居たので話してみる。
彼女は今年、4億円のノルマを課せられたという。
「すごいなぁ。4億円プレイヤーか」というと
「実現できたらな」といった。持ってる人は持っているのだろう。
その日はそのまま寝る。夢は見ない。
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目が醒めて神谷さんを迎えにいく。
今日は箱根旧街道を歩く。なんていうか、この山道は楽しい。
起伏に富んでいるし、風景が綺麗。山中の旧街道は本当にいいところだ。
でも、関所であるとかカルデラ湖であるとかは観光地化しているので今一。
やっぱり紅葉はいいなぁと思いました。
まあ、そんなこんなでその一日を過ごしたのだけど、
その後、クランベリーモールで買物をしたり、温野菜でしゃぶしゃぶを食べたりと
久しぶりに休みらしい休みだったと添えておく。