いま気付いた。
眼を閉じたら見えていた、あの光景がもう心の中にないことに。
もう、随分遠くへ来てしまった。
いま、眼を閉じて見えるものはなにもない。
それはきっといまを生きているからなのかもしれない。
さよなら。暫くの間、お別れで、いつかまたあの光景を見る事になるのかな。